単純作業からの開放

金融という業界の代名詞とも言える業務のうち、圧倒的に数が多く、処理時間のかかるものというのはローン契約と言えるのではないでしょうか。この契約は、相手自体が、企業から個人まで幅広いという事も特徴と言えるでしょう。財務諸表や、年収といった情報をそれぞれの顧客から出してもらい、それを特定のスプレッドシートに変換して入力するといった作業が必要不可欠とも言えるでしょう。こういったシートを作るためには、顧客情報だけではなく、いろいろな必要情報を多くの情報ソースから集め、編集したり加工したりして、かつ、会社既存のフォーマットに直しながらの情報処理が必要と言えるでしょう。作業自体は単純なものの、それを何百件単位で行うには、相当な時間を有することになるのは想像に難くないのではないでしょうか。顧客の数が相当数と言えるをイタリアの銀行の場合、そういった単純作業を今まで全て人の手で行っていたようですが、たくさんのミスを防ぎきれず、発生したミスの確認や再入力といった工程が多く発生していたようです。この原因としては、単純な作業の繰り返しがほとんどと言える業務のため、集中力はもちろん、モチベーションも下がってくるということが挙げられるでしょう。そこで、打開策として、財務に関連する書類を作るといった業務を全て自動化してくれる「ナイスロボティックオートメーション」と呼ばれるシステムを導入したようです。この作成業務を自動化することで、RPAは必要とされる情報を集め、情報入力から必要とされる書類作成といったことまで全て自動化することが可能になったようです。導入により発生した入力ミスは0件に近く、今まで余計に時間を取られていた修正作業がなくなったというのもメリットと言えるでしょう。